スイスの鉄道網は国内全土にくまなく行ってますのでどこにでも電車で簡単に行けます。通常予約もしないで行けるので(特別な電車は予約推奨)、気ままにアチコチ出かけました。
ツェルマットZermatt
マッターホルンMatterhornの麓ツェルマットには2回行きました。バーゼルからはブリークBrig経由で約4時間です。冬はスキーに、夏はハイキングに行きました。
2006年3月24日〜26日
日本から遊びに来た友人と行きました。3月24日、午後ツェルマットに着き、まずはスキーレンタル屋で次の日の道具を確保しました。その日は街をブラブラと散策。小さい街なので徒歩で全部回れます。ガソリン車は立ち入り不可となっているので空気もよくて快適です。この日はマッターホルンは雲に隠れていて見えませんでした。
25日、朝からスキーへ!私もスイスでの初スキーでした。標高が高いのでパウダースノー、人も少ないし広いし、最高でした。天気にも恵まれてやっとマッターホルンをくっきり見ることが出来ました。スノーボーダーよりスキーヤーの方が多かったです。また、みんな上手で、無謀な滑りをする人もいません。コースを外れたら断崖絶壁になってる所もあって、無茶すれば死にますね。マッターホルンを見ながらのスキーは最高でした!。
ツェルマット駅 教会
スキー
セント・バーナードと記念撮影!
宿泊はHotel Simi。駅に近い小さなホテル。広くて快適に過せました。
2006年7月28日〜30日
真夏のツェルマットでのんびり山歩きに行きました。スイスでのハイキングは麓から山を登るのではなく、登山電車等で上に行って、徒歩で山道を降りるというパターンが一般的です。ハイキング・コースも多種多様、自分の体力に合わせて歩けます。疲れたら電車で下に下りることも可能です。
7月28日、朝6時半の電車でバーゼルを出発、ツェルマットには10時半頃到着しました。この日は登山電車でゴルナーグラートGornergrat展望台へ。天気はまあまあ晴れてましたが、マッターホルンの周りだけ雲がかかっててクッキリとは見えませんでした。
雲に隠れたマッターホルン 氷河
29日、天気は曇り。ケーブルカーでスネガ展望台に行き、そこからハイキング開始。麓のツェルマットまで、途中ランチ休憩しながらのんびり降りてきました。マッターホルンはすっかり雲に隠れてました。晴れていれば、途中の池に写って、「逆さマッターホルン」が見られるそうですが、この日は全然ダメでした。残念!
30日、この日は快晴!早起きして朝日を浴びたマッターホルンを見に行きました。
夜明けのマッターホルン(麓はまだ暗い) 日の出後
この日は午後の電車で帰るので、午前中ロープウェイでクライン・マッターホルン展望台に行きました。この展望台は標高3883m!途中のトロックナー・シュテーク(標高2939m)にはレストランやカフェもあって一休み出来る。クライン・マッターホルンは更にそこからロープウェイに乗りますが、断崖絶壁を上って行く感じで、怖いです。更にそこから階段を上って3883mの展望台に至りますが、空気が薄くて階段の上り下りが結構苦しかったです。この展望台の角度から見るマッターホルンは見慣れた形とは少し違います。
宿泊は前回と同じHotel Simi。ツェルマットでの定宿になりました。
ベルニナ急行Bernina Express(クールChur→ティラノTilano→ルガーノLugano)
2007年7月27日〜29日
最近世界遺産に登録された景勝列車です。クールを出発し、山岳地帯を通り国境を越えてイタリアのティラノまで行きます。途中氷河や湖、山など絶景が続きます。ティラノからはバスで再度スイスに戻りルガーノまで行きます。
7月27日夕刻、クールに入りました。次の日朝からベルニナ急行に乗るので、この日はクールに前泊。宿泊はMinotel Freieck。小さな家庭的なホテルでした。部屋も狭かったですが、この日は寝るだけなのでまあ問題なしでした。28日は朝8時半の電車で出発。ベルニナ急行はさすがに座席予約が必要で、事前にパノラマ車両を予約ておきました。ティラノにはお昼過ぎに着きました。ティラノでランチ(イタリアン)を食べてから午後2時半頃のバスに乗り、ルガーノに着いたのは午後5時半。ひたすら乗り物に乗りつづけた1日でした。ルガーノはスイスですが、イタリア語圏です。気候も人々の気質もイタリアっぽいです。
ベルニナ急行 パノラマ車両
ランドヴァッサー橋 氷河
オープンループ橋
ルガーノ ルガーノ駅と直結するケーブルカー
ルガーノの宿泊はAlbergo Acquarello。駅から直結のケーブルカーに乗ると、その終点にあります。ルガーノは坂道が多く、駅は高台にあるので市街に出るにはこのケーブルカーが重宝します。
ジュネーヴGenève
2006年4月29日〜30日
バーゼルからジュネーヴまでは電車で約3時間。レマン湖畔のジュネーヴはフランス語圏ですが、ほぼ英語で事足ります。国連ヨーロッパ本部など国際機関も多く、外国人比率は多い。1泊2日だったので観光はレマン湖畔や赤十字博物館などをかるく見学しました。
レマン湖
花時計 赤十字博物館
旧市街
宿泊はHotel Bristol。レマン湖が見えるお部屋を予約しました。
ベルンBern
スイスの首都です。日本領事館があるので、観光というより用事で出かけることが多かったのですが、冬にクリスマス・マーケットなどを見に行き、少しだけ観光しました。旧市街は町まるごと世界遺産に登録されています。スイスは大戦中空襲を受けていませんので古い町並みがよく残っています。バーゼルからは電車で1時間です。ちなみに日本領事館はベルン駅からバスで10分位行った所にあります。領事館内は外国の中の「日本」という感じがして、何となくホッとしました。
クリスマス・マーケット
時計塔
マイエンフェルトMaienfeld、バート・ラガッツBad Ragaz
2007年10月9日〜11日
日本から遊びに来た来た友人親子と行きました。子供(小学生の女の子)にふさわしい、ハイジの村マイエンフェルトとその隣町、クララが療養をした温泉地バート・ラガッツに行きました。バーゼルからは電車で2時間半位です。
10月9日、朝バーゼルを出発、お昼前にマイエンフェルトに到着しました。ホテルに荷物を預けて、少しマイエンフェルトの町を散策。レストランを探しましたが今ひとつよさそうな所がなかったので、そのまま路線バスに乗ってバートラガッツへ向かいました。マイエンフェルトは本当に何もなくて田舎の村という感じですが、バート・ラガッツはそれよりは栄えていて、レストランも色々ありました。「Bad
Ragaz」の「Bad」は「温泉」という意味(英語の「Bath」に相当)。古くから温泉リゾートとして人気があるそうです。温泉といってもヨーロッパの温泉は温水プールのようなイメージです(水温36℃程度、水着着用、水深1m以上)。ということでレストランで昼食をとってから温泉センターTamina
Thermeへ!かなり広く、屋内と屋外に大きな温泉プールがありました。友人の子供はこの温泉がとっても気に入ったようでした。円形にぐるぐる水流が回っている場所とか、打たせ湯(水?)になってる場所とかいろいろあって、確かに楽しいです。夕方またバスに乗ってマイエンフェルトに戻りました。この日はホテルのレストランで夕食を取りました。
バート・ラガッツ
10日、朝からハイジハウスに向けて出発。途中ハイジショップに寄って(街の中心部。と言ってもそのお土産屋さんと市庁舎以外何もない)、1時間程かけてハイジホフ・ホテルに到着。ここには日本人観光客の団体も来ているようでした。観光バスも何台か止まってましたが、もう10月、冬季に入っているので基本的に観光客は少なめです。道の途中で牛さんの行列に出会いました。本当に動物を身近に感じられる所です。私は実は子供の頃にもハイジは見ていなかったのでよく知らないんですけど、ハイジハウス(博物館)にはハイジの生活(=スイスの酪農家の典型的な生活)を再現してあって、なかなか面白かったです。マイエンフェルトにはお店もレストランも少なくて、ガイドブックにもレストラン情報は全然載ってなかったのですが、駅から5分位行ったところに「Schloss
Brandis」という中世のお城(「Schloss」はお城という意味ですがここは城と言ってもかなり小規模)をそのまま使ってレストランとして営業しているところを発見、夜いきなり行ってみました。予約なしでも大丈夫で、値段は高めでしたが、美味しい料理を食べられました。子供向けのメニューもありました。この辺りではあまり英語は通じません。というか英語は理解しているんでしょうけど積極的に英語を使ってくれる感じではなく、メニューなどもドイツ語だけでした。この頃には(スイス在住2年目)ドイツ語も日常会話なら何とか話せるようになっていたので大丈夫でしたが、まるっきり分からないとちょっと苦労するかも知れないです。
マイエンフェルト中心部 牛さん優先?
ハイジハウス
11日朝、友人親子をチューリッヒ空港まで送ってから帰りました。
宿泊はSwiss Heidiに2泊。駅の裏側(市庁舎などのある方とは反対側)すぐにあって便利でした。ハイジホフ・ホテルに泊まりたいところでしたが駅から遠いので、利便性を考えてこちらにしました。まだ新しいホテルでキレイでした。ただ周囲には何もないです。ホテルのレストランも軽食(ピザやサンドイッチなど)だけでした。
フリブール/フライブルク Fribourg/Freiburg
2006年6月9日
フリブールは町を流れる川を境にフランス語圏とドイツ語圏に分かれている不思議な町です。町の名前も「フリブール」はフランス語名、「フライブルク」はドイツ語名です。言語の境界線が町を貫くのはスイスでもここだけ。町の人は大概両方話せます。フランス語圏の方が広域なのでフランス語の方が優勢なようです。
この町で、「ヨーデル祭り」というのをやってたので、車で行ってみました。ヨーデル祭りは毎年どこかの町で行われているようですが、この年はフリブール開催でした。スイス各地からヨーデルやアルペンホルンのグループが集まって来て、コンクールやコンサートで盛り上がります。お祭りの会場は町から15分位車で行った所にありました。出店がいっぱい出てたりしてなかなか盛況でした。屋外の会場や教会など色んな場所でヨーデルの歌声が聞こえてきて、スイスっぽい感じです。
会場周辺
出演者達 わら人形?
帰りにフリブールの町を少し散策。市庁舎や大聖堂などヨーロッパの典型的な古い町並みです。川沿いから町の上部に向かってケーブルカーが出ていますが、このケーブルカーは水力(それも下水)を利用した完全エコ仕様。100年以上前から稼動しているそうです。ちょっと下水の臭いがしました。。
フリブール市街
モントルーMontreux
モントルーはレマン湖畔のフランス語圏の町です。毎年夏にモントルー・ジャズ・フェスティバルをやっていてそれを2回ほど見に行きました。また、湖畔に建つシオン城が有名で、一度日本から来た友人を連れて行きました。バーゼルからは電車で約3時間です。
2006年6月30日〜7月1日
Montreux Jazz Festival 2006
突然思い立って、その日のうちにチケットとホテル予約を大急ぎで行って、午後電車で出発しました。ジャズ・フェスティバルという名称ですが、ジャズだけじゃなくロックやラテンなど様々なジャンルの音楽をやっています。
宿泊はHôtel Suisse Majestic。この音楽祭の間はホテルも満室が多い。やっと見つけたホテルでした。
2008年7月19日〜20日
Montreux Jazz Festival 2008
DEEP PURPLEのステージを見に行きました。
屋外ステージ(無料) 音符の柵(会場周辺)
宿泊はVilla Toscane Montreux Hotel。通りを挟んだ向かいにあるレマン湖畔の豪華ホテル(ロイヤルプラザ)がフロント業務、朝食提供全て代行していて、このホテル自体のフロントは不在。チェックインもチェックアウトもロイヤルホテルで行い、ルームキーにホテル入り口の鍵もついていて、入り口は常に施錠されている(フロントがいないのでセキュリティのため?)。部屋はきれいで、広さも申し分なかった。ロイヤルホテルのスパなども使えるし、朝食のレストランもレマン湖の見える素晴らしい場所で、そこで食べられるのはある意味ラッキー?駅からは徒歩圏内だが、バスに乗ると楽(2駅)。
2007年6月12日〜13日
日本から遊びに来た友人とインターラーケン、モントルーを周りました。インターラーケンからモントルーは電車で2時間、Golden Passという特別電車で車窓からの景色が素晴らしい電車です。
レマン湖
シオン城
宿泊はHotel Helvetie。駅から徒歩15分程かかりますが、レマン湖畔の遊歩道をのんびり歩いているうちに着きました。天気もよくてとても気持ちがよかったので1時間でも歩けそうでした。
ルツェルンLuzern
ルツェルンはバーゼルから電車で1時間と行きやすく、バーゼルからは見えないアルプスの山々も見ることが出来るので、よく日帰りで出かけました。
2006年4月1日
初めてルツェルンに行きました。美しい湖と旧市街、とても素晴らしい町です。ライオン記念碑(スイス傭兵の歴史の象徴)やカペル橋(ヨーロッパ最古の木造の橋)など見所もいっぱいです。旧市街のカフェ休憩しながら半日程過しました。バーゼルにはライン川がありますが、湖はありませんので広い湖を見るのは気持ちがいいものでした。川は直線的、湖は平面(2次元)と言う感じがします。フィアヴァルトシュテッター湖Vierwaldstätterseeという長い名称の湖ですが、4つの森の州の湖という意味。白鳥や鴨などの水鳥もたくさんいます。
ライオン記念碑(瀕死のライオン) カペル橋
フィアヴァルトシュテッター湖 白鳥さん
インターラーケンInterlaken
ユングフラウのあるインターラーケンはバーゼルから電車で2時間位。気軽に行けるし、何よりスイス・アルプスを思いっきり堪能出来ますので、日本から来た友人や両親を連れて行きました。日帰りも可能でしたが、宿泊する時は常宿がありました。麓のインターラーケンの町からは、手前の低い山に視界が遮られているため、メインのユングフラウJungfrau、アイガーEiger、メンヒMönchの3山は見えません。見るためには登山電車やケーブルカーで展望台で上まであがらなければいけません。その展望台も数箇所ありますので、数日間滞在してすべての展望台に行くというのが最高の贅沢です。何度か行きましたが、頂上ではいつも天気には恵まれませんでした(標高2000m位までは晴れていてもユングフラウ・ヨッホまで行くと曇ってるとか)。まあ、お天気だけはどうにもなりません。
登山電車の車窓から
登山電車(パノラマ車両) ユングフラウ・ヨッホまで行く登山電車
アイスメーア駅(アイガーの中!) 氷河の中の博物館
インターラーケンの町
常宿としていつも使っていたのはHotel Du Nord。駅からは徒歩10分以内です。レストランやお土産屋さんの多い通りにもすぐ行けます。五つ星ホテルのようなサービスや部屋の広さなどは望めませんが、気軽に滞在できて、物価の高いスイスではまあ安い方ではないでしょうか。数日間滞在して登山電車で毎日違う展望台に上る!というのが楽しみです。スイスの山をじっくり堪能できます。ホテル内、室内ともに特に不都合で困ったという部分はありません。
フルムサーベルクFrumserberg
2008年2月23日〜24日
バーゼルから電車で2時間半位の山です。バーゼル在住の日本人仲間達とスキーに行きました。天気も快晴、2日間めいっぱい滑って来ました。しかし同行者が皆スキー上級者だったのでついて行くだけで精一杯でした。。
山頂
麓の村
宿泊は Hotel Spitzmeilen。小さなホテル(ペンションのような感じ)でしたが、レストランもあり、夕食もそこでとりました。スキーで疲れていたので、ホテル内でのんびり食事が出来てよかったです。宿泊客は家族連れが多かったです。
ローザンヌLausanne
2006年8月11日
レマン湖畔のローザンヌまではバーゼルから約3時間。日帰りで行きました。レマン湖を挟んだ対岸はフランスのエビアンEvian(ミネラル・ウォーターで有名)です。船で30分位で行けます。エビアンはさすがミネラル・ウォーターの町、湧き水を汲む共同の水汲み場があり、皆さんペットボトルやタンクに水を汲んでいました。
ローザンヌ⇔エビアンの船
エビアンの水酌み場
ローザンヌ ノートルダム大聖堂
大聖堂のある高台からの眺め
ピラトゥス山Pilatus、リギ山Rigi
ルツェルン近郊の山で、ルツェルンから船や電車で行けます。日帰りでちょっと山へ、と言う時ちょうどいい場所です。
2006年6月23日
ピラトゥス山に行きました。行きはアルプナハシュタットAlpnachstadからケーブルカー並みの急傾斜を上る登山電車で上り、帰りはロープウェイでクリエンスKriensに下り、そこからバスでルツェルンに戻りました。
登山電車で山頂へ
2006年7月21日
リギ山に行きました。行きはスイス国鉄でアルト・ゴルダウArth-Goldauまで行き、そこから登山電車で山頂に上り、帰りはフィッツナウFitznauまで電車で下りてフィアヴァルトシュッテッター湖を湖船でルツェルンまで戻りました。
登山電車
フィアヴァルトシュテッター湖 泳ぐ人達
サン・モリッツSt.Moritz
2006年9月23日〜24日
サンモリッツからアンデルマット、ブリークを経てツェルマットに至る景勝列車、氷河特急に乗るために行きました。9月23日、バーゼルからサンモリッツまで行き(約4時間)、その日はサンモリッツに宿泊、24日、朝から氷河特急に乗りこみました。終点のツェルマットまでは行かず、ブリークで下車してそこからバーゼルまで帰りました。サンモリッツはスイス第4の言語ロマンシュ語の地域です。と言ってもドイツ語も普通に使われているようでした。ロマンシュ語はラテン語系の言語で、聞いた感じはイタリア語に似ている気がしました(ラテン語に似ているんでしょうけど、ラテン語を「聞いた」ことはないので分かりません)。
サンモリッツ駅
サンモリッツ湖と氷河特急 シュタインボック(ヤギの一種)像
ピッツネイル展望台
氷河特急内部(パノラマ車両)
宿泊はHotel La Margna。リゾート地のホテルらしい素敵なホテルでした。
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ダヴォスDavos
2008年3月8日〜9日
毎年1月に世界経済フォーラムが行われるダヴォス、山に囲まれた谷にあたり、周りの山すべてがスキー場です。大規模スキー場(苗場レベル)が7個位集まったような感じで、毎日違う山に登っても1週間かかります。1泊しかしなかったので1つだけ、ヤコブスホルンJakobshornに上って滑りました。バーゼルからダヴォスは電車で4時間位かかるため、2日目は滑らずにそのまま帰りました。
ダヴォス・プラッツ駅
宿泊はMorosani Posthotel。Post(郵便)マークがついていたので、日本で言えば「かんぽの宿」でしょうか?駅近のホテルです。
リュトリRütli
2008年7月27日
リュトリはスイス建国の地です。1291年8月1日、スイス中部のウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの3州(原始3州)がリュトリの草原で同盟を結び、それが「スイス」という国の基になりました。8月1日はスイスの建国記念日です。
電車でルツェルンを経由してブルンネンまで行き、そこから湖の対岸のリュトリまでは船で行きました。ルツェルンからずっと船でも行けますが、時間がかかります。
リュトリの少し手前にウィリアム・テルの作者シラーの記念碑、「シラーの石碑」があります。ウィリアム・テルはフィクションですが、スイス建国の英雄として今でも人気があります。リュトリの草原にはスイス国旗がある以外何もないのですが、周辺はハイキング・コースになっており、ハイキングに来た人や、小学校の遠足で来てる子供達がいました。引率の先生がスイスの歴史を教えているようでしたので、近づいて聞いてみましたが、残念ながらイタリア語だったので私には分かりませんでした。草原の近くには小さな小屋があり、建国の歴史を展示してありました。
シラーの石碑 リュトリ船着場
リュトリの草原(スイス国旗)
原始3州の旗(手前からウリ州、シュヴィーツ州、ウンターヴァルデン州) シュヴィーツ州の旗が現在のスイス国旗の基になっている