★★バース Bath★★

バースはロンドンの西約150km程にある温泉地です。歴史は古く、古代ローマ時代からの温泉保養地です。ロンドンから電車だと1時間半、車では2〜3時間です。観光の目玉はローマン・バスThe Roman Baths、古代ローマ浴場の遺跡です。約2000年前に建造された公衆浴場ですがとても保存状態がよく、古代ローマ時代の様子が再現されています。内部の見学にはオーディオ・ガイド(日本語有り、料金は入場料金に含まれる)を聞きながらじっくり廻ると2時間程度かかります。遺跡といっても今でも古代と同様にたっぷり温泉が涌いています。ただし入浴用には管理されていないので、雑菌等の危険があるためお湯には触らないようにと言われました。最近まで温泉地といいつつ温泉設備があるのはホテルのスパ程度だったのですが、2006年に誰でも利用出来る温泉施設が出来ました。サーメ・バース・スパThermae Bath Spaという英国式スパです。古代ローマ式の浴場ではなく、水着着用の温水プールのような温泉です。エステやマッサージ等もあります。


 バースの町並み 
   
 ローマン・バス(古代ローマ浴場の遺跡) 
   
   
バース・アビー(町のシンボル的な教会)
   
ロイヤル・クレッセント(三日月状の曲線を描いた建物)
   
Thermae Bath Spa  
 






★★ストーンヘンジ Stonehenge★★

バースに行った帰りに寄りました。謎の巨石建造物ストーン・ヘンジは、バースから少し南東に行ったソールズベリーSalisburyという町から車で30分程度です。ソールズベリーの駅からストーン・ヘンジに行くバスが出ています。電車の時間にある程度合わせてあるようで、駅を出たらもうバスが止まっていて、チケット(バス代+ストーン・ヘンジ見学料)を買って乗ったらすぐ発車しました。ストーン・ヘンジ周辺はだだっ広い草原で何もありません。見学にはオーディオ・ガイド(日本語有り)を聞きながらストーン・ヘンジをぐるっと1周回るという感じで、1時間程度かかります。出口付近に売店やトイレ、カフェなどがありました。バスの時間に合わせてお茶や食事(軽食)などが出来ます。

   
   







★★ヨーク York★★

ヨークはイングランド北部の古い町で、ロンドンからは電車で2時間です。城壁で囲まれた町は、中世の雰囲気を残す落ち着いた佇まいです。町の中心にあるヨーク・ミンスターは、13世紀から15世紀にかけて建造されたイギリス最大の聖堂です。観光ツアーが色々出ていますが、中でも人気なのはゴースト・ツアーで、夜徒歩で幽霊スポットや怪談スポットを巡るものです。面白そうだと思いましたが、行ったのがまだ寒い季節だったため、夜寒空の中(0℃前後)歩き回る気力がなく参加はしませんでした。


 ウーズ川 River Ouse  
   
 ヨーク・ミンスター  城壁
   
 Clifford's Tower  
   






★★スカボロー Scarborough★★

ヨークから少し足を伸ばしてスカボローまで行きました。ヨークから電車で1時間程度の北海沿いの町です。海沿いの高台にスカボロー城Scarborough Castleがそびえています。サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」で有名ですが、実際には「スカボロー」ではなく「スカーバラ」というような発音です(多分「スカボロー」と言っても通じないと思います)。

 スカボロー城  
   
   






★★コッツウォルズ Cotswolds★★

コッツウォルズ地方はイングランド西部の丘陵地帯。イギリスの田舎の風景が広がります。小さな村が点在するのどかな地方です。ロンドンからは車で2〜3時間程度です。現地で村と村を行き来するにも、あまり公共交通機関が充実していないため、車の方が便利です。


車窓からの眺め  
 
   
 ボートン・オン・ザ・ウォーター Bourton on the Water
   
 バイブリー Bibury
   
 チッピング・カムデン Chipping Campden 
   
Hotel Chippingworth Manor(チッピング・カムデン郊外のホテル)
   
 ラベンダー畑 Snowshill 
   






★★ストラトフォード・アポン・エイヴォン Stratford-upon-Avon★★

文豪シェイクスピアが生まれた町です。コッツウォルズ地方の北にあり、町の名前の通りエイヴォン川が町の中心を流れています。シェイクスピアの生家など、彼にまつわるものがいくつも残っています。劇場でももちろんシェイクスピアを上演しています。町中にシェイクスピアが溢れているという感じです。

劇場などがある広場 
   
シェイクスピアの生家 道化の像
   






★★ブライトン Brighton★★

ブライトンはロンドンから南へ85km程行った所、イギリス海峡に面したリゾート地です。ロンドンから電車で1時間程度です。ブライトン・ピアBrighton Pier(長さ536mの桟橋)には遊園地やゲームセンター、カフェなどがあり賑やかです。


   






★★湖水地方 The Lake District★★

湖水地方はイングランド北西部の景勝地。大小無数の湖が点在するリゾート地です。ロンドンからは約450マイル。車でたっぷり6〜7時間はかかります。電車もありますがロンドンから直行というのはなく、またちょうどイースターの時期で列車の運休区間もあったため、頑張って車で行きました。現地での移動も車があった方が便利です。詩人のワーズワースやピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターゆかりの場所でもあり、博物館や記念館等も重要な観光施設となっています。湖のほとりに町が点在しているのでどこかに宿を取り、近隣の湖や博物館などを巡ると湖水地方を満喫出来ます。


ウィンダミア湖 カー・フェリーで対岸へ
   
ホークスヘッド ワーズワース博物館
   
車窓からの風景 夜のウィンダミア湖
   






★★セブン・シスターズ Seven Sisters★★

セブン・シスターズはイギリス海峡に面する白亜の断崖絶壁。ロンドンから南へ80km程です。頂が7つありそれが7人の修道女に見えるというのですが、そのように見えるかどうかは微妙なところです。チョークで形成されている絶壁で、毎年30〜40cmというペースで浸食され続けています。崖の下には崩れたチョークがボロボロ転がっていて、拾ってみると本当に白い文字など書くことが出来るチョークでした。セブン・シスターズの観光案内所(駐車場やバス停、ショップもある)は少し内陸に入った所にあり、そこから海岸沿いの絶壁までは、広大な牧場や草原地を通るウォーキング・コースになっています。30分程度歩くと海岸に出ます。


広大な牧場 ウォーキング・コースの案内板
   
   
断崖絶壁のある海岸  
   
7人の修道女に見える?!   
   






★★カーディフ(ウェールズ) Cardiff (Wales)★★

カーディフはウェールズの首都。イングランドとは文化的にも異なっており、独自の言語(ウェールズ語)も英語と共に公用語となっています。同じイギリスとは言え若干雰囲気も違いました。ミレニアム・センターやマーメイド・キーなどのショッピング、レストランなどで栄えるカーディフ・ベイ(港)エリアに宿を取り、カーディフ城などがある市街地には連絡船やバスで行きました。クリスマスの時期だったので、クリスマス・マーケットもたっていて賑わっていました。


Pierhead
   
 ミレニアム・センター  
   
 カーディフ・ベイから市街地まで往復する連絡船 
   
 カーディフ城 
   
 国立博物館&美術館 
   
 クリスマス・マーケット  マーケット内のラジオ局ブース
   
 夜のカーディフ・ベイ  
 



ウェールズ(Wales)
イギリスは4つの国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)から構成されている連合王国です。ウェールズはその構成国の一つで、首都はカーディフ。13世紀にウェールズ公国が成立しましたが、その後イングランドに併合され、現在は連合王国の一国として独自の文化(ケルト系)を継承しています。ケルト系の言語であるウェールズ語が英語とともに使われており、標識や看板など英語とウェールズ語の併記がよく見られます。

ウェールズ語と英語併記の案内板
 






★★エディンバラ(スコットランド) Edinburgh (Scotland)★★

エディンバラはスコットランドの首都。2014年の独立住民投票で世界中の注目を浴びたスコットランドですが、行ってみると確かに文化もイングランドとは異なるし、歴史や人々の意識などを見ても、独立運動が沸き起こる理由もなんとなく分かる気がしました。ただ様々なシステムやお店(チェーン店)などイングランドと共通の部分もあり、やはり同じイギリス国内にいるかなという気もしました。
エディンバラの観光スポットはエディンバラ城をはじめ街の中心部に集中しているので、徒歩だけで充分観光出来ます。中心部から少し離れた場所(と言っても徒歩圏)に宿をとり、のんびり観光しました。





エディンバラ城 Edinburgh Castle
天然の岩山の上に建っているので、街を見下ろす要塞という感じです。敷地内にはいくつかの建物がありますが最古のものは1110年建造の礼拝堂。見所は満載で見学には半日〜1日かかります。

   
   
   
 牢獄を再現した部屋 敷地内のティー・ルームで 




The Scotch Whisky Experience
スコッチ・ウィスキーの博物館。酒樽形の乗り物に乗って周ります。最後に試飲もできます!

   
   




ボビー君
スコットランド版忠犬ハチ公。鼻をなでると幸せになるということで、皆が触っていくので鼻の部分だけ剥げてきています。

    




聖ジャイルズ聖堂
エディンバラ城からのびる目抜き通り「ロイヤル・マイル」の中央辺りに建つゴシック様式の教会。




宿泊したB&B
B&BとはBed&Breakfastのことで、宿泊と朝食のみの、ホテルよりは割安な宿のことです。もともと自宅の空き部屋を観光客用に貸していた家から始まってますので、ホテルのようなアメニティの充実などは望めません。石鹸なども自分で用意していきます。ただ朝食は手作りの温かいイングリッシュ・ブレックファストが食べられます。他の宿泊者との交流もしやすく、アットホームな雰囲気です。

   






★★ネス湖(スコットランド) Loch Ness (Scotland)★★

ネス湖はスコットランド北部にある細長い湖。lochとは細長い湖という意味です(普通のlakeとは違う)。対岸も近いし、一見すると川のようです。中腹辺りの街ドロムナドロケットDrumnadrochitにネッシー関連の博物館などがあり、ネス湖クルーズ発着点でもあり観光の拠点となっています。この地域には同じような細長い湖がたくさんあり、ネス湖もその一つに過ぎないのですが、ネッシーのおかげで有名になり、観光客もたくさん来ます。お土産もネッシー・グッズばっかり!ネッシー様様という感じです。


 ネス湖  ネッシー像
   
 Loch Ness Exivision Centre  ネッシーのヌイグルミ
   






★★ウィスキー街道(スコットランド) Malt Whisky Trail (Scotland)★★

ウィスキー街道はスコットランド北部のウィスキー蒸留所が点在する地域。国道に沿って蒸留所があちこちにあり、ドライブ・ルートとなっています。公共交通機関はバスがメインであまり本数もなく不便なので、やはり車で周るのがよいです(試飲が出来ませんが...)。空港でレンタカーを借りましたが、ナビ無しのマニュアル車だったので(イギリスではオートマ車は少ない)、地図と標識頼りの昔ながらのドライブとなりました。ただ道も案内表示も分かりやすいので迷うことはありませんでした。当初はスマホでナビ機能を使って走ってましたが、バッテリーがもたないので止めました。蒸留所は観光客に公開している所としていない所があり、特に大規模な所ではガイド付きのツアーで見学して周ることが出来ます。

 

 スペイ川 River Spey の河畔 
   
 トーモア蒸留所 Tomore Distillery
   
グレンファークラス蒸留所 Glenfarclas Distillery
   
 グレン・グラント蒸留所 Glen Grant Distillery
   
 ストラスアイラ蒸留所 Strathisla Distillery
   
 グレンフィディック蒸留所 Glenfiddich Distillery
   
 グレンリヴェット蒸留所 Glenlivet Distillery
   
 ザ・マッカラン蒸留所 The Macallan Distillery
   
 車窓からの眺め  宿泊したB&B