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第24王朝(B.C.727〜715) サイス

リビア人の王朝。タニスの第22王朝との血縁関係はない。サイスはデルタ地方の西部に位置し、交通・物流のよいタニスやブバスティス等の東部の都市に比べて発展が遅れていたが、リビア人気質のテフナクトが力をつけ独立を果たす。


@テフナクト


誕生名:テフナクト



即位名:シェプセスラー


在位B.C.727〜720。即位名の意味は「ラーのように気高い」。並立していた他の王朝との血縁関係はなく、サイスの王として即位した。ヌビアのエジプト支配を嫌い、他の王朝(第22王朝、第23王朝、ヘルモポリス、ヘラクレオポリス)に同盟を呼びかけてヌビアを撃退しようとした。しかし、ヌビアの戦力は強大で連合軍はあっさりと敗退する。ヌビアは第25王朝としてエジプトを支配するが、同盟軍の王達を処刑するようなことはせず、引き続きその地域の自治を任せた。








Aバクエンレネフ


誕生名:バクエンレネフ(ボッコリス)



即位名:ウアフカラー


在位B.C.720〜715。即位名の意味は「永遠なるものはラーの魂」。ギリシャ名ボッコリス、ギリシャ神話の中にも登場する。テフナクト王の息子と思われる。サイスの自治を担ったが、ヌビアによる統一事業により王朝は解消する。