HOMEファラオのページTOPファラオ全員集合TOP古王国時代TOP第3王朝


第3王朝(B.C.2686〜2613)


@サナクト

   


在位B.C.2686〜2668。名前の意味は「強力な保護」。別称はネブカー。第2王朝最後の王カセケムイの息子。治世は18年間だが、詳しいことは分かっていない。



サナクト王






Aジェセル




在位B.C.2668〜B.C.2649。サッカラの階段ピラミッドで有名なジェセル王。「ジェセル」という名は後世(第18王朝以降)でのこの王の呼称で、実際にはホルス名「ネチェルケト」といった。名前の意味は「聖なる肉体」。サナクト王の弟。


ジェセル王


階段ピラミッド複合体
階段ピラミッドはそれ単体ではなく、葬祭殿、王位更新祭(セド祭)のための中庭、神殿、墳墓などの施設複合体となっている(セド祭はファラオが自身の健康、健在を顕示するための儀式で、走ったりして体力自慢をする行事)。設計・建築は宰相イムヘテプによるもの。イムヘテプは大変有能で、宰相、神官、行政長官、学者など様々な肩書きを持っていた天才。後世神格化され崇められた。

階段ピラミッド
 
イムヘテプ






Bセケムケト




在位B.C.2649〜2643。名前の意味は「強靭な肉体」。サッカラにこの王の未完成ピラミッドがある(在位が短かったため完成させられなかった?)。





Cカーバー




在位B.C.2643〜2637。名前の意味は「魂の出現」。サッカラから北に約7kmのザーウィヤット・アル=アルヤーンに階段ピラミッドを造ったが未完成。





Dフニ




在位B.C.2637〜2613。名前の意味は「打ち据えるもの」。メイドゥム(カイロの南約80km)にある通称「崩れピラミッド」を造ったと言われている(完成させたのは次王のスネフェル王)。第3王朝最後の王。