★★シャモニー・モンブラン Chamonix Mont-Blanc (フランス)★★

2007年8月21日〜23日

シャモニーはフランス南東部ローヌアルプ地方に位置し、モンブラン山麓の小さな町です。バーゼルからはスイス国鉄とモンブラン急行で約5時間半。国境を越えるモンブラン急行は一部ラックレール(シュトルプ式)を用いて急勾配の中、まさに絶景を進むルートです。ジュネーヴ
Genèveからバス(約2時間)でシャモニー行きというルートもあり、よく日本のツアーがジュネーヴからの日帰りで来ています。

バーゼル
Basel −ローザンヌ Lausanne −マルティニー Martigny (スイス国鉄)
マルティニー
Martigny −シャモニー・モンブラン Chamonix Mont-Blanc (モンブラン急行)
 
 

 モンブラン急行  
 
   
 モンブラン急行の車窓からの眺め  
   
 シャモニー・モンブラン駅  
 
   
 シャモニーの町  

8月21日、昼過ぎにシャモニーに到着。天気は曇り。この日はホテルにチェックインした後、町を散策して終わり。麓はそうでもないのですが、山頂はかなり気温が低いとのこと。持参したウィンドブレーカーだけでは防寒が足りなそうだったので、町で暖かそうな分厚いフリースを購入しました。
8月22日、天気は快晴。まずはロープウェイでエギュイユ・デュ・ミディ
Aiguille du Midi(標高3842m)へ。展望台からはモンブランはじめ遠くにはマッターホルンやモンテローザなどのスイスの山々まで見えてました。雲ひとつない晴天に感謝。やはり山頂はかなり寒く、購入したフリースが大活躍でした。

 モンブラン  
   
 スイス方面(かすかにマッターホルン)  
 



展望台レストランで昼食後、更にロープウェイに乗ってイタリアとの国境のエルブロンネ・ピークPointe Helbronner(標高3462m)へ。このロープウェイからはモンブランを目前に別の角度から見ることが出来ます。エギュイユ・デュ・ミディは快晴だったのにエルブロンネ・ピークに着いたら雪と霧(雲?)で何も見えず、早々にロープウェイで戻りました。

 横からみたモンブラン



下山後、今度は登山電車でモンタンヴェールMontenvers(標高1913m)へ。ここでは氷河メール・ド・グラスMer de Glaceの内部を見ることが出来ます。

 登山電車  
 
   
 メール・ド・グラス  氷河内部
   
 セント・バーナードと記念撮影  
 



8月23日、午前中町でのんびりしてから帰途につきました。バーゼルまではまた電車で5時間半、長い道のりです。


この時風邪を引いてて鼻水が止まらなかったのですが、その状態で山に行ったら、下山のロープウェイで耳に激痛が!エギュイユ・デュ・ミディのロープウェイはかなり高速で、一気に標高が下がるので、その気圧変化についていけなかったようです。航空性中耳炎というそうですが、飛行機の離着陸でも起こる場合があり、鼻づまり時には要注意です(鼻がつまってなければ鼻から空気が抜けるので問題ない)。結局、耳が詰まったような状態が、この後1ヶ月程続きました。耳鼻科にも行きましたが、聴力は落ちてなかったので特に薬も処置もなく、時間がたてば治ると言われて終わりでした(実際1ヶ月で治りました)。






★★ロンドンLondon(イギリス)★★

バーゼルからロンドンまでは飛行機で2時間弱。2006年1月と2008年4月に行きました。

 



2006年1月28日〜29日
飛行機はスイスエアーを利用。ロンドンには空港が5つあり、日本からの便が着くヒースロー空港
Heathrow Airportが有名ですが、この時はロンドン・シティ空港London City Airportに着きました。ヨーロッパからの便が主なので、日本人は少ないです。そのせいか入国審査がえらく厳しくて、色々尋問されました。早朝便で来たので朝8時前にはロンドンに着きました。ロンドンはGMT(グリニッジ標準時)なので、CET(中央ヨーロッパ時間)のスイスとは1時間の時差があります。ホテルに荷物を預けて大英博物館へ!この時の主目的は大英博物館でした。ホテルも博物館の近くにとり、ほぼ1日博物館にこもってました。大好きなエジプト部門を堪能しましたが、他にも見るものはたくさんあって一日では回りきれませんでした。エジプト部門の目玉は、ヒエログリフ解読の鍵となった「ロゼッタ・ストーン」。エジプトのカイロ博物館にはそのレプリカが展示されていました。是非本物を見てみたかったので満足でした。

 ロゼッタ・ストーン  


1月29日、ビッグ・ベンやバッキンガム宮殿など主要な観光スポットを見ましたが、カメラがバッテリー切れで写真は皆無。ロンドンのもう一つの目的が和食です。ヨーロッパでもパリやロンドンのような大きな都市では、日本人の数も多く物流もいいので、おいしい和食のお店がたくさんあります。スイスでお目にかかれないようなメニューもあって感動ものです。またピカデリー・サーカスには、日本の書籍を売ってる本屋さんがあり、海外生活の身には日本語の本がたくさん並んでいる本屋はとても嬉しいものです。ほぼタイムリーに日本の本や漫画が販売されています。値段は高いですが立ち読みしながら欲しい本にめぐり合えたら購入!こういう買い方はネット通販じゃ出来ないですし。夕方までロンドンをブラブラして帰途につきました。



2008年4月12日〜13日
飛行機は英国航空を利用。行きはヒースロー空港に着き、帰りはルートン空港
Luton Airportから出ました。この時の目的はオペラ。コベント・ガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスでビゼーのカルメンを見ました。チケットはネットで予約してあったのですが、当日Box officeで発券されることになっていたので、まずはチケットを受け取りにコベント・ガーデンに行きました。詳細はオペラ・コンサート鑑賞記で。

 コベント・ガーデン  


フィッシュ&チップスを食べたり、パブで飲んだり、例によって日本の本屋さんに行ったりして、次の日には帰りました。あまり観光する気のない旅でした。





★★北欧Scandinavia @★★

オスロOslo、ベルゲンBergen(ノルウェー)、コペンハーゲンKøbenhavn(デンマーク)

  
 


2007年8月11日〜18日
スイス出発は8月12日でしたが、飛行機がチューリッヒ空港発の早朝便(7:05発)だったため、11日からチューリッヒ空港近くのホテルに前泊しました。空港まではホテルのシャトルバスで10分程度。但し、当日の朝は定員オーバーでシャトルバスに乗り切れず、タクシーを利用する羽目になってしまいました。チューリッヒからコペンハーゲンまでは、スカンジナビア航空で約2時間、そこから乗り継いでオスロまで更に1時間、お昼頃にオスロに着きました。

オスロ滞在は2日間、市内をのんびり散策しました。国立美術館は月曜日(滞在2日目)休館ということに日曜日の夕方に気づき、閉館間際にあわてて駆け込みました。目玉のムンク「叫び」などを鑑賞。美術館は無料でした。ヨーロッパでは美術館、博物館が無料とか1ユーロとかいう国が結構ありました。芸術への投資を惜しまないお国柄なのだと思いました。


 市庁舎  
   
 アーケシュフース城  
 



8月14日、この旅行のメイン・イベントのフィヨルド・ツアーでオスロからベルゲンへ。
Fjord Toursというノルウェーの旅行会社主催のツアー(オスロ→ベルゲンのフィヨルド観光&移動とオスロ、ベルゲンのホテルそれぞれ2泊)で、予約は全てネットとメール(英語)でした。電車チケットなどは郵送されてきました。ツアーと言っても添乗員がつく団体ツアーではなく、勝手に電車と船に乗って移動するというものです。ホテルとパック料金になってるので少しお得です。


フィヨルド・ツアー行程

時刻    
8:11 オスロ 発 特急電車
12:53 ミルダール Myrdal 着   
13:27 ミルダール 発 ローカル電車
14:25 フロム Flåm 着  
15:30 フロム 発 高速船
20:40 ベルゲン 着  



 オスロ発の特急電車



ミルダールからフロムまでは山の中を進む景勝列車。車窓からの風景が素晴らしい。

 ミルダール駅  ミルダールからの電車
   
 車窓からの眺め  



フロムはフィヨルドの海岸線が切り込んでいる港町。ここから船でフィヨルドを進み、西ノルウェーのベルゲンまで約5時間。フィヨルドの風景を堪能出来ます。船に乗ってると両側に陸地があるので川のように感じますが、それが海だと思うとすごいです。天気が悪くてちょっと残念でした。西ノルウェーは降水量が多く、1年の2/3は雨だそうです。

 フロム船着場  船から



ベルゲンは海沿いの港町、魚市場などもあり、スイス在住の身には海の幸が久しぶりでした。美味しいお寿司も食べられました!
街のはずれに水族館がありました。こじんまりした小規模なものでしたが、これでもヨーロッパで最大級なのだとか。ヨーロッパの人が品川水族館に行ったらビックリすることでしょう。
ノルウェーはとにかく物価が非常に高いです。スイスも相当高いと思っていましたがそれ以上です。
NOK(ノルウェー・クローネ)は慣れてないので、瞬時には換算出来ず、後で計算してビックリという感じでした。

 ベルゲン水族館  
   
 世界遺産のBryggen  
 



8月16日、ベルゲンを出発、スカンジナビア航空で コペンハーゲンへ。
この街は飛行機の都合上立ち寄る程度に思っていた(北欧からスイスへの直行便はコペンハーゲン発着しかなかった)のですが、せっかくなので2日程滞在してみました。フィヨルドを回ってきて少し疲れ気味だったこともあり、国立博物館や人魚の像などホテル近辺をのんびり散策。博物館の規模はヨーロッパはどこもすごいです。この日、街のあちこちでエルヴィス・プレスリーの仮装をした怪しい集団を見かけました。何だろうと思ってたら、その日のCNNテレビでやってました。8月16日はプレスリーの命日で(この年は2007年でちょうど没後30年)、デンマークに限らず世界中で色々イベントをやっていたようです。

 人魚の像  
 
   
 国立博物館  



8月18日、コペンハーゲンを出発、スカンジナビア航空でチューリッヒへ戻りました。約1週間の北欧旅行でした。物価も高いし相当お金使いました〜。






★★北欧Scandinavia A★★

ヘルシンキ Helsinki(フィンランド) & ストックホルム Stockholm(スウェーデン)

2008年7月30日〜8月2日
この旅の目的は、ヘルシンキからストックホルムまでの船旅。豪華客船「シリヤライン」で1泊2日のクルーズです。





7月30日、スイス出発はチューリッヒ空港より、スカンジナビア航空でヘルシンキまで。直行便でお昼過ぎの便でしたが、スイスとフィンランドの間には1時間の時差(フィンランドはCET+1時間)があるので、ヘルシンキに着いたのは夕刻でした。でも夏の北欧は夜11時頃まで明るく(北極圏まで行けば白夜)、この日は夕食を兼ねてヘルシンキ市内を少し散策しました。

7月31日、この日はたっぷり時間があったので、午前中は船でスオメンリンナ島
Suomenlinnaへ行きました。この島は歴史上様々な戦争の舞台となった島で、大砲や砲台、潜水艦などが島のあちこちに点在しており、世界遺産にも指定されています。

 スオメンリンナ島  



ヘルシンキに戻って昼食はお寿司!さすが海沿いの街だけあって新鮮な海の幸がいっぱいでした。港には市場もあって、お魚がたくさん!スイスでは見られない光景でした。その他、大聖堂や現代美術館などをのんびり観光しました。

 ウスペンスキー教会  ヘルシンキ大聖堂と元老院広場



8月1日、ホテルをチェックアウトして豪華客船「シリヤライン」に乗船!この船はヘルシンキとストックホルムを1泊2日で結び、毎日運行しています。夕方5時に出航して翌朝9時頃到着します。Tallink Silijaという会社が運行していて、インターネットでオンライン予約が出来ます。支払いはクレジット・カード、バウチャーはメールで送られて来ました。直前に予約をしたのですが、無事チケットを入手して船に乗ることが出来ました。とにかく大きくて(6万トン!13階建て)、レストランやショップはもちろん、バーやカジノ、サウナ等様々な設備が整っていて、船の中にいることを忘れてしまいます。低層階は自動車用になっていて、マイカーごと乗り込む人もいます。船室は海側のデラックス・ルームにしたので、窓から海が見えて素敵でした。部屋は少し狭いホテルという感じで、船が大きいこともあってあまり揺れないので、普通にゆっくり眠れました。といっても、外はいつまでも明るいし寝るのがもったいなくて、かなり夜更かしして遊んでました。

 船室  
   
吹き抜けのショッピング通り(プロムナード)  デッキ
   
 救命ボート  ストックホルム到着(自動車も下船)



8月2日、朝ストックホルムに到着。下船後ストックホルムの街へ。この日の夜の飛行機でスイスに帰らなければいけないので、半日程度時間がありましたが、船で夜更かしして眠かったし雨も降ってきたので、王宮などを少しだけ見て、あとはカフェでランチしたりとのんびりしてました。




ヘルシンキのホテル
Sokos Hotel Presidenttiに泊まりました。ヘルシンキ中央駅から徒歩5〜6分の便利な立地にある大規模ホテル。トラム3T、3B線(環状線で主要な観光スポットに簡単に行ける)の停留所が目の前で、デイ・チケットを買って大いに活用しました。空港からのバスも、駅前のロータリーに止まります。船に乗る場合は、港までトラムで10分程度。室内は充分な広さで、アメニティなど必要最低限のものは揃っているので快適に過ごせました。フィンランドはサウナの国。「サウナSauna」はフィンランド語だそうです。当然ホテルにもサウナがありましたが結局一度も入りませんでした。




北欧の言語
デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、同じゲルマン語派のドイツ語と聞いた感じはよく似ています。語彙はドイツ語と英語(同じくゲルマン語派)のミックスといった感じのものもあります。そのため文章を読むと、ドイツ語と英語の知識で何となく意味が想像できる場合もあります。フィンランド語はウラル語族の言語で、全然違うのでサッパリ分かりませんでした。どちらにしても北欧の人は皆英語を上手に喋るため、英語のみで充分旅行可能です。

例えば「空港」という単語

 デンマーク語  lufthavn
 ノルウェー語  flyplass
 スウェーデン語  flyggplats
 フィンランド語  lentoasema
 英語  airport
 ドイツ語  Flughafen
参考)
ドイツ語で「Flug」は「飛行」。英語の「flight」に相当。
ドイツ語で「Hafen」は「港」。英語の「port」、「harbour」に相当。
ドイツ語で「Luft」は「空気」。英語の「air」に相当。
ドイツ語で「Platz」は「場所」。英語の「place」に相当。
(ドイツ語は名詞の頭を大文字で書きます)  

英語とドイツ語が分かればデンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語の意味は想像がつくけどフィンランド語だけはお手上げです。





★★グラナダGranada(スペイン)★★

2006年12月24日〜27日
この年のクリスマス休暇に行きました。飛行機はバーゼル−マラガ
Malaga(スペイン南部の都市)の往復をeasyJet(ヨーロッパの格安航空会社)でとり、マラガからグラナダまでは路線バスを利用しました(約2時間)。






12月24日、早朝便だったのでマラガに朝10時過ぎに到着、そこから長距離バスターミナルまでタクシーで移動し、グラナダ行きのバスに乗りました。グラナダに着いたのは午後2時頃。ホテルにチェックイン後、街をブラブラと散策。スペインに着いてまず思ったのは、「太陽が高い」「日差しがまぶしい」ということでした。スイスの冬は寒くて曇天が多く、暗い感じなので、そんな気候に慣れた身には南欧の日差しは暖かくて嬉しかったです。スペイン人はそんな気候のためか非常〜に明るい!また、「シエスタ」(お昼寝)の文化が今も根付いていて、ちょうど到着した時刻は店があらかた閉まっていてビックリしました。また24日はクリスマス・イブで、レストランも営業していないところが多く、この日の夕食はホテルのレストランで取りました。


12月25日、クリスマス当日ということで、相変わらず閉まっている店も多かったです。この日の夜はサクロモンテ
Sacromonteの洞窟フラメンコ・ディナーを予約していたので、夕方まで市内をのんびり観光。洞窟フラメンコはVenta El Galloという洞窟レストランでのディナー&フラメンコ・ショー、それにホテルまでの送迎と、アルバイシンAlbayzinの徒歩観光がついたツアーのようなもので、ホテルやインフォメーションで予約出来ます。他にもいくつか同様のレストランがあるようでした。アルバイシンはイスラム地区。城塞都市なので道は迷路のようになっており、ガイドがいないと確実に迷子になりそうです。英語のガイド付きで徒歩で回りました。

 市庁舎  
 
   
 カテドラル  
   
 洞窟フラメンコ・ショー  
 


12月26日は1日たっぷりアルハンブラ宮殿を観光。入場制限をかけているので事前に予約(インターネット)が必要です。
夕食は念願のパエリアを食べました。シーフードたっぷりでとっても美味しかったです!

 アルハンブラ宮殿  
   


12月27日、マラガ発11:00の飛行機で帰途につきました。スペインはとにかく食べ物が美味しかったです。やはり魚介類を食べる習慣があるので、日本人の口に合う料理が多いのかも知れません。



グラナダのホテル
Melia Granadaに3泊しました。カテドラルから徒歩5分程度の便利な立地。アルハンブラ宮殿内のホテルに泊まりたかったのですが、予約が取れなくてこちらにしましたが、とても立派なホテルで快適でした。市内散策にはこちらの方が便利でした。






★★バルセロナBarcerona、セビーリャSevilla(スペイン)★★

2007年12月22日〜26日
この年もクリスマス休暇は、南欧の日差しを求めてスペイン(セビーリャとバルセロナ)に行きました。飛行機は、行きは
easyJetの直行便でバルセロナまで、バルセロナからセビーリャの移動はSpanairというスペインの航空会社、帰りはマヨルカ島のパルマ経由でバーゼルまでAir Berlinというドイツの格安航空会社を利用しました。






12月22日、早朝便でバルセロナに到着。ホテルに荷物をを預けて、まずはバルBarで一休み!カウンター席で、目の前にならんだタパスTapas(おつまみ)とビールを楽しみました。タパスもシーフードたっぷり。やはりスペインに来たらシーフードです。バルはあちこちにあり、タパスのような軽食、アルコール類にコーヒーや紅茶まで何でもあります。散歩の途中にちょっと一休みするのに最適です。バルセロナには1日しか滞在しないので、観光は2箇所だけ。サグラダ・ファミリアとカタルーニャ音楽堂です。サグラダ・ファミリアは有名ですが、カタルーニャ音楽堂は知人に薦められて行ってみました。建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーLluis Domenech i Montanerによるもので、なんと世界遺産に登録されているのです。内装・外装ともに素晴らしかったです(チケット・オフィスで、英語のガイドツアーを予約して、内部の見学をしました)。サグラダ・ファミリアは、思った以上に建築途中という雰囲気でした。建築機材なども雑然と置いてありました。塔の上に上がるエレベーターは、1時間程並んで乗りました。

 サグラダ・ファミリア  
 
   
   
 カタルーニャ音楽堂  
   
街の中心部の広場  
 



12月23日、夕方にセビーリャに到着。アルカサール宮殿は24日(月)が定休日(月曜日)、25日(火)は祝日(クリスマス)でお休みで、26日(水)はもう帰途につくため、結局入ることが出来ませんでした(涙)。この街の一番の観光スポットだと思うのに、平気で2連休してしまうところがマイペースのスペインらしいというか何というか。。。アルカサール宮殿は外から眺めるだけで我慢しました。

 カテドラル  スペイン広場


12月24日の夜に、フラメンコ・ショー(ディナー付き)をホテルで申し込みました。クリスマス・イブでお休みの店が多かったのですが、何とかやってる所を探してもらいました。El Palacio Andaluzというお店で、大きな舞台の周りにテーブル席をたくさん配してあり、食事やドリンクを楽しみながらフラメンコ・ショーを見ることが出来ます。ドリンクのみのコースもありました。曲はカルメンなどメジャーな曲を使っていて、観光客向けという感じがしました。グラナダで見たフラメンコの方が、スペイン臭さというかそんなパワーがありました。

 フラメンコ・ショー


セビーリャのホテル
Melia Sevillaに3泊しました。旧市街の中心部から若干離れている(と言っても徒歩10〜15分程度)ので静か。スペイン広場のすぐ裏にあります。トラムが街の中心部まで走っていて(ほんの5分も乗らない程度の短距離トラム)、疲れた時はそれに乗っていました。部屋は広くて快適でした。朝食バイキングも豪華で、美味しかったです。値段の割りに豪華なホテルという印象です。






★★ザルツブルクSalzburg(オーストリア)★★

2007年4月28日〜30日
モーツァルトの生地ザルツブルクは前から行ってみたかったところ。バーゼルからの直行便はありませんので、フランクフルト
Frankfurt経由のルフトハンザ航空で行きました。オーストリアはドイツ語なので、言葉が普段(スイス)と変わらないというのは気分的に楽でした。

  


4月28日、早朝便でスイスを発ち、10時頃にはザルツブルクに到着しました。ホテルに荷物を預けて、街を散策!小さい街なので徒歩でブラブラ出来ます。旧市街で軽く昼食をとってから、まずはモーツァルトの生家を見学。ここで天才モーツァルトが誕生したと思うと感無量です。ザルツブルクは街中にモーツァルトが溢れているという感じで、パパゲーノ広場、パパゲーナ噴水、「パミーナ」という名のカフェまでありました(すべて「魔笛」の登場人物)。この日の夕方、旧市街の教会でモーツァルトのレクイエム(KV.626)をやっていたので、聴いてきました。モーツァルト最後の曲(未完)で、教会の雰囲気にピッタリでした。ただ半袖で行ったら、吹き抜けの教会は非常に寒く、最後には凍えていました。

 モーツァルト生家  モーツァルト広場
   
 レジデンツ広場  モーツァルト住居(生家とは別)



4月29日、この日は一日サウンド・オブ・ミュージック・ツアーです。映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地を、ガイド(英語かドイツ語)付きでバスで巡るツアーで、前日にホテルで予約しました。英語のツアーにしたので、客はアメリカ人が多かったです。ガイドのお話がなかなか興味深かったです。この映画は世界中の人から愛されていますが、ザルツブルクの人だけは例外なのだとか。話に色々な矛盾があるのでちょっとバカにした感じです。マリアが修道院からトラップ邸に行くのにギター抱えて踊りながら到着しますが、徒歩でいける距離ではないとか、最後にナチスから中立国スイスに逃げるため徒歩でアルプスを超えようとしますが、実際にはスイスまでは500km以上あり、アルプスのすく先はドイツだとか、他にも色々あるそうです。外国でバスツアーってものに参加するのは初めてでしたが、ガイドは特に人数を確認するでもなく、「全員乗ってますね。じゃあ出発」とか出てしまうし、バスから大分離れた所まで連れてきてから、「じゃあ1時間後にバスで集合」と言われたり(バスは何処?)、日本の添乗員に比べると随分大雑把でした。

 全面ペイントされたバス  トラップ邸
   
 「もうすぐ17歳♪」の東屋  ミラベル庭園(ドレミの歌の舞台)
   
 マリアが結婚式をあげた教会  
 


ザルツブルクのホテル
Hotel Sacher Salzburgに泊まりました。ザルツブルクで一番の高級ホテルです。各国の賓客も泊まっているようで、日本の天皇陛下の写真もありました。さすがに高かったですが、豪華で快適でした。






★★ウィーンWien(オーストリア)★★

音楽の都ウィーンには2回行きました。バーゼルからは飛行機で1時間半程度です。

 


2007年6月27日〜7月3日
オーストリア航空で約1時間半、日本から来た両親とウィーンのホテルで合流して、音楽の都を堪能しました。モーツァルトの結婚式や葬儀が行われたシュテファン寺院、フィガロの結婚を書いた家(モーツァルト・ハウス)など、クラシックに関する見所がいっぱい。クラシック好きにはたまらない街です。


 シュテファン寺院  モーツァルト・ハウス
   
 シェーンブルン宮殿  
   
 ブルックナー像  ヨハン・シュトラウス像
   
 ベートーヴェン広場  ドナウ川
   
ケルトナー通りに埋め込まれた音楽家のタイル(サイン、生・没年、場所が記されている)
   
 モーツァルト墓碑  モーツァルト像(ブルク公園内)


モーツァルトの墓は、市中心部からトラムで10分程行ったところにあるザンクト・マルクス墓地にあります。ベートーヴェン等他の楽聖達のお墓は、中央墓地という大規模な墓地に、立派な墓碑で建てられていますが、モーツァルトはこの墓地のどこかに埋葬されたということしか分かっておらず、遺体は特定できていないため、ここに墓碑だけが建てられているということです。本当に普通の墓地で、人もいないし淋しい感じのところでした。中央墓地には観光客もチラホラいましたが、ここには誰もいませんでした。日本式にお参りをして(手を合わせて)帰りました。

6月28日の夜、楽友協会ホールでコンサートを見ました。シュテファン寺院前でチケットを勧誘され、ウィーン・モーツァルト・オーケストラというオケによる観光客向けのコンサートでしたが、何より楽友協会の黄金ホールでやるというので迷わず購入!オケの人はモーツァルトの時代の衣装で(そう言えばチケット勧誘の人もモーツァルトの格好してました)、演奏曲は有名な曲ばかりを寄せ集めたという感じでした(アイネ・クライネ・ナハトムジークの1楽章、魔笛のパパゲーノのアリア、ピアノ協奏曲21番の2楽章等)。クラシック・ファンにはちょっと落ち着きがない印象(オペラなら通しで見たいし、交響曲なら全楽章を聴きたいところを、色々な作品から1曲ずつセレクトしているので)。でもウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートが行われる黄金ホールの音響は、本当に素晴らしかったです(アンコールでラデツキー行進曲もやってくれました)。どの劇場よりも澄んだ音色でした。感動!

 楽友協会  


ウィーンのホテル
Hilton Viennaに泊まりました。ウィーンにヒルトンは何箇所かあるのですが、この時泊まったのは
Stadtparkの目の前のホテルです。値段は高いですが、その分の満足は得られると思います。室内もホテル内もサービスも快適でした。朝食バイキングも美味しかったです。ルームサービスを一度頼みましたが、これも大変美味しかったです。地下鉄の駅のそばなので観光にも便利で、空港からの高速鉄道の駅にも近いです。



オーストリアはドイツ語で「Österreich」(エステライヒと読みます)ですが、英語だと「Austria」で、よく「オーストラリアAustralia」と間違えられるそうで、オーストリア人はあまりそれを快くおもっていないようです(ドイツ語なら間違えようがないので)。カンガルーの絵と、「ここにはカンガルーはいません」と英語で書かれたTシャツなどが、お土産屋で売られていました。





2008年4月30日〜5月1日
ウィーン国立オペラ座のオペラを見るために行きました。1日しかなかったし、夜のオペラに備えてカフェでのんびりして過ごしました。ウィーンの人たちはカフェが大好きで、みんな一日中カフェで本読んだり、おしゃべりしたりしています。オペラについてはオペラ・コンサート鑑賞記で。この時は引き続き電車でプラハまで行きました。プラハの詳細は次項で。







★★プラハPraha(チェコ)★★

2008年5月1日〜3日
ウィーンから電車で約4時間、電車のチケットは予めオーストリア国鉄のサイトで予約しておきました。帰りはバーゼルまでスイスエアーの直行便で帰りました(1時間半位)。


 

ウィーン南駅10:04発の電車がプラハに着いたのは14:25分。長旅ですが一等車両を予約したので快適でした。到着後、駅のATMで現金(チェココルナ)を入手して地下鉄へ。ちょっと治安が悪く、スリらしき人が何度か寄ってきましたが、バッグはたすきがけにして更にコートの内部に隠していたので、あきらめて去っていきました。

 プラハ・ホレショヴィビツェ駅  
 
   
 カレル橋から見たプラハ城  プラハ城から見たカレル橋
   
 フランツ・カフカの家  プラハ城の衛兵交代
   
 カレル橋  スメタナ・ホール
   
 旧市街広場  
 
   
 市庁舎の天文時計  
 


プラハのホテル
Diplomat Hotel Pragueに泊まりました。旧市街からは離れてますが、地下鉄に乗れば10分程度です。終点なので分かりやすいし、地下鉄もA,B,Cの3線しかないので、慣れればどこでも簡単に行けます。空港行きの路線バス(119番)のバス停も目の前です。朝食バイキングはとても充実していました。料理の種類も多く、和食までありました。地下に和食レストランがあるので、そこの料理人が作っているのか、味噌汁などとても美味しかったです。






★★ブダペストBudapest(ハンガリー)★★

2008年2月9日〜11日
冬真っ盛りのヨーロッパは、スイスも含めてどこも寒いです。そこで温泉天国のハンガリーに行きました。ヨーロッパの温泉は日本のような「お風呂」ではなく、どちらかというと「温水プール」で、湯温も36℃程度と低く、水着着用で入ります。スイスにもいくつかありますが、ハンガリーは歴史も古く(古代ローマ時代には温泉があった)、かなり大規模です。ブダペストまではスイスエアーの直行便でで2時間弱でした。


   

空港から市内への交通は、エアポート・ミニバスというバスが便利でした。通常のバスや地下鉄より割高ですが、市内のどこでも目的地まで運んでくれます。チケットを買う時に行き先を言って待っていると、客が数名集まったら呼ばれます。行き先に合わせて順番に停車していくので、ホテルの前まで行ってもらえて便利です。タクシーよりは安いし、面白いシステムだと思いました。
2月10日、セーチェニ温泉に行きました。ヨーロッパでも最大規模ということで、確かに広かったです。屋外は寒いので、湯につかってないと凍えそうでした。温泉につかりながらチェスを指す人達がいるということでしたが、この時期は寒いしそのような人達はいませんでした。ヨーロッパの温泉もいいですけどやっぱり日本の温泉(お風呂形式)に入りたい!と思いました。


 王宮  くさり橋
   
 ドナウ川と国会議事堂(対岸)  
   
 ライトアップされた王宮  
 



ブダペストのホテル
Hotel Marriotに泊まりました。部屋から王宮とくさり橋がよく見えました。夜のライトアップ時など、室内でくつろぎながらのんびりと夜景を楽しむことが出来ます。地下鉄駅とトラムの駅に近いのでどこに行くのも便利です。


夜中にテレビで日本の映画「
Shall We Dance?」をやってました。音声は日本語のままで、ハンガリー語の字幕付きでした。好きな映画だったし、久しぶりにテレビから日本語を聞くことが出来て感動してしまい、思わず最後まで見てしまいました。






★★アテネ Aθηνα(ギリシャ)★★

2008年3月20日〜24日
この年のイースター休暇に行きました。直行便はなく、ルフトハンザ航空で、行きはミュンヘン経由、帰りはウィーン経由で半日位でした。ギリシャは時差が1時間(CET+1)あり、注意が必要です。





 パルテノン神殿(修繕中でした) イロド・アティコス音楽堂




市内には2004年のアテネ五輪の時に作られたトラムが走っています。知り合いのギリシャ人に是非乗ってみてくれと熱心に勧められたので乗ってみましたが、普通のトラムでした。夕方の通勤時間帯に乗ったのでとても混んでて、スリが寄ってきました。バッグは胸にしっかりと抱えていたので、あきらめたスリのお兄さんは別の客を物色。停留所毎に乗ったり降りたりと不審な行動をした挙句、入り口近くの会社員から何かを盗って降車、会社員はすぐに気づいて咄嗟に追いかけてとっ捕まえました。スゴイ!自分のもの(財布?)を取り返したらそのままトラムに戻ってきました。通報とかしないんですね。

 トラム
 
 国立考古学博物館



地下鉄駅構内には、博物館のように遺物が展示してあるスペースがありました。地下鉄を掘った時に出土したものを展示しているそうです。さすが歴史を感じます。

 地下鉄駅構内



3月22日、この日はエーゲ海1日クルーズに行きました。ポロス島、エギラ島、イドラ島の3島を1日で巡るクルーズです(船内でランチ付き)。現地の旅行会社Pacific Travel Servicesに事前にネットで予約し、到着日に空港にある支店でチケットを受け取れるようにしておきました。予約のやり取りはFaxとメール(英語)でした。イースター時期ということもあり、支店が開いているか確認をしたところ(ヨーロッパではイースターやクリスマス休暇時期には休業するお店が多い)、「私達はギリシャ正教なので、カトリックのイースターは関係ありません。」という返事が来ました。ギリシャがギリシャ正教なのはなんとなく知ってましたが、イースターの時期が異なるということまでは知りませんでした。もしかして聞いてはいけないことを聞いたかな?!宗派の違いって大きいです。
当日はホテルまで迎えのバスが来て(ツアー参加者を宿泊ホテルを周って拾っていく)、ピレウス(サロニカ湾の港)まで連れて行ってくれました。船は
ANNA-MARU(アンナ丸?)という定員400〜500名程度の高速船。仲介した旅行会社毎にランチの時間が分けられていて、私達は後半に昼食というグループでした。前半グループは日本人が大半を占めていたので、日本からのツアー客か、現地の旅行会社でも日本人経営の会社があるということでしたので、そこの客かなと思いました。私達のいた後半グループは多国籍でしたが、スペイン語の人が多かったようです。ポロス島→イドラ島→エギラ島の順に周り、ピレウスに帰港しました。島では船の入り口に英語で「○時出発」と書いた看板が置いてあり、その時間までに自分で船に戻らなくてはいけませんが、出発前に人数確認などはありませんので、遅れれば置いて行かれます。最初のポロス島で乗り遅れた日本人客がいたようで、ガイドさんが大騒ぎしていました。

   







★★ミラノMilano(イタリア)★★

2007年7月21日〜22日
バーゼルから電車(バーゼルからアルト・ゴールダウ
Alth Goldau、キアッソChiasso、ミラノを経てベネチアまで行く国際列車)で5時間半かけて行きました。1泊2日で移動に5時間半なので、観光はほとんどなしで、この時の主目的はミラノスカラ座のオペラ鑑賞です。ヴェルディの「椿姫」を見ました。詳細はオペラ・コンサート鑑賞記で。



 電車の表示板  ミラノ中央駅



この時の唯一の観光は、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐Cenacolo Vincianoです。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会Santa Maria delle Grazieにある最後の晩餐の見学は事前予約が必要です。受付は電話のみで、ダイヤルすると案内が流れ、英語かイタリア語を選択出来ます。英語を選ぶと英語を話すオペレーターが出るので、そこで希望日時、時間を伝えます。1ヶ月前に電話したのですが、もう朝8:15の分しかないと言われ、とりあえずそれを予約しました。予約番号を言われるのでそれをきちんと記録しておきます。当日は早朝徒歩で教会まで行き、入り口で予約番号を伝えるとチケットを買うことが出来ました。見学はぴったり15分間で時間が来たら追い出されました。時間に大雑把なイタリアにしてはキッチリしてました。壁画は思った以上に大きく、立派でした。中央下部にその壁に扉を作るために削ってしまった箇所があり、もったいない〜!と思いました。教会を出たら、外に日本人の観光客がたくさん来てました。ツアー客などは旅行会社がまとめて予約するのだと思いますが、オプショナル・ツアーなどでも「最後の晩餐」見学確約とか謳っているものもあるので、一般の人にはあまりいい時間帯のものはまわってこないのかも知れません。この日は日曜日だったため、教会にはミサに来る信者さん達も多かったです。

 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会  
   
 最後の晩餐  
 






★★ソレントSorrento(イタリア)★★

2007年10月24日〜27日
イタリア南部のリゾート地ソレントは、ナポリから路線バスで2時間位です。ナポリまでの往復チケットを
EasyJetで取って行きました。

 

10月24日、ソレントに着いたのは午後2時過ぎ、遅い昼食を取ってから街を散策しました。イタリアは何と言っても料理が美味しい!久しぶりにちゃんと「アルデンテ」のパスタを食べました。スイスのパスタはちょっと茹で過ぎな気がします。シーフードもたっぷりだし、本場のイタリアンを堪能出来ました。

 ソレントの街  



10月25日、ソレントから路線バスでアマルフィAmalfiへ。海岸沿いを行くバスからの眺めは素晴らしいですが、断崖絶壁にある急カーブ連続のクネクネ道を、ものすごいスピードで行くので、ちょっと怖かったです。ポジターノPositanoを経てアマルフィまでは2時間程度。夏場は海路を船で行くことも出来るそうです。お昼前にアマルフィに到着、昼食をとってから街を散策。街の中心にあるドゥオーモDuomoや海岸沿いをのんびり観光しました。



 ドゥオーモ  


帰りも路線バスでソレントへ。船のない時季でバスも混雑しそうだったので、早めに停留所で並んで待っていました。座れないとあのクネクネ道をずっと立っていなければなりません。一番乗りはイギリス人のグループ、私達は2番目に並んでいました。発車時刻の30分程前から並んでいましたが、後ろにはどんどん人が増えていき、全員乗れるんだろうかと思っていたら、バス会社がとりあえずソレントより手前のポジターノまで別便を出すと言い出し、ポジターノまでいく人だけを乗せていきました。バスはそれだけでほぼ満席になりました。一番乗りのイギリス人達も私達もソレントまで行くのでそのまま並んで待っていましたが、突然バス会社の人は「やっぱりこのバスでソレントまで行く」と言い出し、ずっと待っていたイギリス人や私達は座れないことに!イギリス人は激怒して「さっきポジターノ行きといったじゃないか!」と係員に詰め寄りましたが、イタリア人の係員はニコニコしながら「Now , Sorrento」(今ソレント行きになった)とのんびりした口調で言いました(なんていい加減!)。イギリス人は更に激怒、早口英語でまくしたてました(何言ってるかはよく聞き取れなかった)。根負けした係員はもう一台ソレント行きのバスを出してくれて、めでたくイギリス人も私達も座れました。イギリス人にちょっと感謝でした。


10月26日、朝から船でカプリ島へ。青の洞窟Grotta Azzurraを見学しました。午前中の方がキレイだということで(日光の関係で)、カプリ島に着いたらすぐに青の洞窟行きのモーターボートに乗りました。洞窟付近まで来たら停止して小さなボート(船頭付き)に乗り換えて待機、順番に洞窟に入っていきます。入り口が小さいのでボートに寝るような格好で入ります。悪天候や波が高いと入れません。この時は無事中に入れました。

 青の洞窟入り口  青の洞窟内部
   
 島の展望台から  海沿いのカフェで一休み



10月27日、飛行機は午後便だったので、ナポリに寄ってみようということで、電車(ヴェスーヴィオ周遊鉄道)でナポリまで行きました。ナポリ中央駅周辺は何となくすさんだ雰囲気、治安が悪そうと思っていたら、迷い込んだ路地でアイスクリーム強盗にあってしまいました。数名のグループで一人がソフトクリームをターゲットの洋服にベチャっとつけて、ひるんだところを別の人がひったくりをするというものですが、貴重品はたすき掛けで抱えていたので、被害はありませんでした。ただ洋服がアイスクリームで汚れた!怖くなってランチだけしてそのまま空港行きのバスに乗って帰りました。後日、イタリア人の友人にそのことを話したら、「その辺は危ないから行かない方がいい」と言われました。

 ヴェスーヴィオ周遊鉄道



ソレントのホテル
Grand Hotel De La Villeに3泊しました。ネットで安い部屋を予約したのですが、最初に通された部屋(狭くて眺めの悪い部屋)でトラブル発生!昼間は分からなかったのですが、エアコンが壊れていたようで、夜中に寒くなってきて、明け方には凍えるほどになってました。夜は着込んで何とか過ごし、翌朝部屋を変えてもらいました。しかしのんびりしたイタリアのこと、なかなか新しい部屋を用意してくれません。夜までに準備するので出掛けてくればとも言われましたが、少し休みたいので朝食の間に何が何でも用意してくれと、強く言ったら何とか部屋に入れました。さすがにホテル側もあせったのか、海の見える広い部屋を用意してくれました。おかげで残り2泊はいいお部屋で快適に過ごせました。






★★パリParis(フランス)★★

バーゼルからパリまでは飛行機で1時間程度、格安航空会社を含め、色んな便が飛んでるので、気軽に行けます。2007年にはTGV路線が開通したので、電車でも3時間程度で行けるようになりました。パリには計4回行きました。



2005年12月22日〜24日
クリスマス休暇、これがスイスからの初めての外国旅行でした。
EasyJetという格安航空会社を初体験。よけいな費用を一切省き、料金を安くしているようでした。キャビン・アテンダントの制服はジャンパーにズボンというラフなもので、飲み物や軽食サービスは欲しい人だけ有料です。でも1時間程度だし、それで充分という気がしました。ただシャルル・ド・ゴール空港は大きいので、ターミナル間も遠く、この航空会社が入る第3ターミナルという一番外れの小さなターミナルは、市内へ行くバスに乗ると、全ターミナルを回って、空港を出るまでに20分位かかりました。

12月22日、この日はヴェルサイユ宮殿
Château de Versaillesへ行きました。夜はディナー付きのムーラン・ルージュMoulin Rougeショーを見に行きました。

 ヴェルサイユ宮殿  



12月23日、ルーブル美術館Musée du Louvreをたっぷり見学。ちょうど日本から友人がパリに旅行に来るというので、お互い携帯も持ってなかったのですが、「12時頃にルーブルのピラミッドの下で」と適当な待ち合わせをしてみたら、無事会うことが出来ました。一緒に美術館を回って別れました。ちょうどダ・ヴィンチ・コードが流行っていて、モナリザ周辺は人だかりになってました。ルーブルはエジプト部門も充実していて、楽しかったです。

 ルーブル美術館  
   
 ノートルダム大聖堂  エッフェル塔
   
 凱旋門  
 


12月24日、出発までパリを散策、和食のお店や日本の本屋さんなども行きました。スイスに比べると少しだけ暖かくて、過ごしやすかったです。ただ天気は冬のヨーロッパ特有の曇天続きでした。



2006年10月19日〜21日
エールフランスで行きました。EasyJetと違いシャルル・ド・ゴール空港はターミナル2発着で、少し楽でした。この時の目的はモン・サン・ミッシェル
Mont-Saint-Michel見学。2日目に行きました。あとは市内をのんびり観光、和食のお店や和食材のお店、本屋などの「日本」関係と、ワインのお店なども行きました。

 モン・サン・ミッシェル  
 
   
   
   
 サクレ・クール聖堂  ヴァンドーム広場
   
 コンコルド広場  チュルイリー公園にあった不思議なオブジェ




2007年1月27日〜28日
エールフランスで行きました。モンマルトルにあるシャンソニエ、
Au Lapin Agileでシャンソンを聞きに!1860年にオープンしたという老舗シャンソニエで、常連客にはピカソもいたとか。日本の「歌声喫茶」のように、客もみんな歌っていました。あとはモンパルナスやオルセー美術館などを軽く観光しました。

 Au Lapin Agile  モンパルナス・タワーからの眺め







2008年6月21日〜22日
TGVに乗ってみたくて行きました。パリの東駅に到着します。夕食はバスティーユにある貝のレストラン!あまり時間もないのでほとんど観光はせず、のんびりして来ました。


 TGV車両  パリ東駅
   
 バスティーユ広場  
 
   
 ムール貝のディナー  
 
   






★★ニースNice(フランス)★★

2006年4月13日〜16日
イースター休暇に南仏のニースに行きました。飛行機は
EasyJetの直行便で1時間程度。スイスには海がないので、久しぶりに海を見られて何となく嬉しくなりました。気温はまだ20℃以下だったんですけど、もう水着でビーチにいる人がいっぱいいました。

 


4月13日、夜の便だったのでホテルに入って終わり。14日からビーチや街歩きでのんびり過しました。天気も快晴で海の色がすごくキレイでした。

 ビーチ  ホテルのバルコニー
   
 ビーチのカフェで  






★★ミュンヘンMünchen(ドイツ)★★

バイエルン州立歌劇場へ、モーツァルトのオペラ「魔笛」を見に行きました。詳細はオペラ・コンサート鑑賞記で。このオペラはとても好きなので、2回見に行きました。ミュンヘンまでは飛行機で1時間弱、電車だと5時間程度です。

   


2006年12月9日〜10日
この時は飛行機(
EasyJet)で行きました。あまり時間がなかったので、市庁舎前のクリスマス・マーケットなどを軽く観光しました。

 市庁舎とクリスマス・マーケット  モミの木市?




2007年11月30日〜12月5日
この時は電車で行きました。時間はかかりますが、飛行機でも空港からの移動や早めに空港に行くことを考えると、トータルの時間はそれ程変わらないです。主目的は同じくオペラでしたが、今回は少し長く時間をとって、日本から来た両親と一緒に近郊も観光してきました。市庁舎前のクリスマス・マーケットはこの時もにぎやかでした。日曜日にほぼ1日かけてアルテ・ピナコテーク
Alte Pinakothekとノイエ・ピナコテークNeue Pinakothekという2つの美術館を見ました。アルテは古いという意味、ノイエは新しいという意味で、アルテ・ピナコテークには古典絵画、ノイエ・ピナコテークには印象派などの近代絵画が展示してあります。もうひとつモダン・ピナコテークというのもあり、モダン・アートが展示してあるようですが、そちらは時間がなくて見れませんでした。美術館は日曜日は1ユーロで入れてお得です。

 アザム教会
 
 アザム教会内部

アザム教会はガイドブックの片隅に載ってた小さな教会ですが、装飾がとても豪華でした。

 カールス門  カールス広場に特設スケートリンク
   
  市庁舎上階の展望デッキからの眺め(有料エレベーターで上る)
   
 フラウエン教会  
 
   
 フラウエン教会内部  
 



12月3日、すこし足を伸ばしてノイシュヴァンシュタイン城Schloss Neuschwansteinへ。ミュンヘンからフュッセンFüssenまで電車で約2時間、そこから路線バスで隣町のシュヴァンガウSchwangauまで約10分。ここでお城のチケットを購入して、山の上のお城に向かいます。徒歩だと40分位かかるということですが、夏季にはシャトルバスが出ています。この時は馬車で行きました。お城の中はガイド付き(英語かドイツ語)で徒歩で回ります(チケットを買う時に見学の時間も予約します)。



 馬車  ノイシュヴァンシュタイン城
   
 ホーエンシュヴァンガウ城  山の上にノイシュヴァンシュタイン城


ミュンヘンのホテル
歌劇場近くの豪華ホテル
Kempinski Hotel Vier Jahreszeiten Münchenに泊まりました。オペラが終わってから帰るのに便利かなとここにしました。日本人もたくさん泊まっているようで、朝食のレストランには、日本語をしゃべれる中国人(?)のスタッフがいました。いつものんびりと朝食も9時頃に食べていたので他の日本人ツアー客とは時間帯が違うようでほとんど見かけませんでした。






★★ベルリンBerlin、ハンブルクHamburg(ドイツ)★★

2007年4月6日〜8日
この年のイースター休暇に行きました。主目的はベルリン・ドイツオペラ鑑賞。バッハの「マタイ受難曲」をオペラ風にしたものを見に行きました。詳細はオペラ・コンサート鑑賞記で。バーゼルからベルリンまでは飛行機で1時間半位、ベルリンからハンブルクまでは電車で1時間40分位、ハンブルクからバーゼルまでは飛行機で1時間半位です。飛行機は
EasyJetを利用しました。

  


ベルリンでどうしても見たかったのが、ベルリン旧博物館にあったネフェルティティの胸像です。古代エジプト第18王朝のアクエンアテン王の王妃です。他にも古代エジプトものが沢山展示してありましたが、ネフェルティティ像の周りだけ人だかりが出来てました。写真では何度も見たことがありましたが、実物は思ってた以上に美しく感動しました。エジプトでツタンカーメンの黄金のマスクを見た時も思いましたが、実物の輝きや美しさは写真では伝わりきらないのでしょう。3000年以上前に作られた像がこんなに美しく残っているのが凄いです。結局20分位ネフェルティティを眺めてました。

 ネフェルティティ  
 
   
 旧博物館  大聖堂


ハンブルクでは、市内観光バスを利用して市内を回りました。英語とドイツ語の解説がついていて、1時間に数本発車します。途中下車も自由なので、好きな所で降りて観光した後、また次のバスに乗ることが出来ます。

 市内観光バス  
 ←次の発車時刻が時計で表示されている

   
 市庁舎  内アルスター湖
   
 運河  倉庫街
   
 魚市場  


魚市場は4月8日の早朝に行きました。魚介類から肉類、植物、雑貨等色々揃った市場でした。魚介類はさすがに港町だけあって豊富でした。




電車の中に英語の学校の広告が貼ってあったのですが、ロンドンの地下鉄(
UNDERGROUND)のマークを使い、「UNDERGROUND」の部分が「ANDERGRAUND」となっていて、その横にドイツ語で「あなたの間違った英語を私達が直してあげます」と書いてありました。ドイツ語は、ほぼローマ字通りの読み方をするので、ドイツ人はこういう間違いをしやすいのでしょうか。







★★ライプツィヒLeipzig、ケルンKöln、ライン下り(ドイツ)★★

2006年9月8日〜13日
バーゼルからベルリンまで飛行機(
EasyJet)で飛び、ベルリンから日帰りでバッハゆかりの地ライプツィヒへ行きました。引き続き電車でマインツMainzまで行き、マインツからコブレンツKoblenzまで船でライン川を下り、コブレンツから更に電車でケルンまで行きました。帰りはケルンからバーゼルまで電車で帰りました。約1週間のドイツ周遊旅行でした。




9月9日、ベルリンから電車でライプツィヒまで行きました(約1時間)。聖トーマス教会Thomaskircheはバッハがトーマスカントル(音楽監督)を務めた歴史ある教会。向かいにはバッハ博物館もありました。内部にはバッハのお墓があります。また、この日15時より教会コンサートがありました。この時はメンデルスゾーン室内合唱団の演奏でしたが、通常は聖トーマス教会聖歌隊の合唱を聞けるようです。教会で聴く合唱はとても美しい響きです。夕刻にベルリンに戻りました。

 聖トーマス教会  
   
バッハの墓  
 
   
 バッハ像(教会前)  
 



9月10日、ベルリンを発ち、電車を乗り継ぎながらマインツに向かいました。のんびり発ったので、マインツには夕刻に着きました。駅からライン川の船着場までは徒歩で15分位。次の日朝にライン川下りに出発するので、船着場近くにホテルを取りました(Hilton Mainz)。街をブラブラしながらホテルに到着。夕食は近くにあった中華料理店に行きました。中華料理のお店は、どこの国にもあるのでよく利用しました。西洋料理に飽きた身には、お醤油味だしお茶もあるし、ちょっとホッとします。

 マインツ  
   
 シラーの像  
 



9月11日、朝8時過ぎ、ライン川下りの船(KD)に乗り込みました。マインツからコブレンツまでは約半日のクルーズですが、特に途中のリューデスハイムRüdesheimからザンクト・ゴアールSt.Goar間(約2時間)が、川沿いの古城やローレライ伝説の岩など見所満載なので、その区間だけ乗ってくる観光客(日本のツアー客もここに集中)も多いです。マインツから乗ってる人は少なくて、リューデスハイムまでの約1時間半はのんびりゆったりのクルーズでした。リューデスハイムからは乗客がどっと増えて、デッキの椅子は満席になってしまいました。そしてザンクト・ゴアールでみんな降りてしまい、再びコブレンツまではゆったりになりました。古城の中にはホテルとして使用されているものもあり、是非泊まってみたかったのですが、予約が取れませんでした。昼食はデッキのレストランでサンドイッチなどを食べました。コブレンツで下船したのは午後2時過ぎ、そこからは電車でケルンに向かいました。そのまま船でもケルンまで行けるようでしたが、ちょっと時間がかかりすぎる(到着は夜)ので電車にしました。



 ライン下りの船  
   
   
 ローレライ伝説の岩  



ケルンの大聖堂は、駅を降りるとすぐそびえていました。大きいです。この街には2日程滞在、大聖堂の隣にあるホテルに泊まりました(Dom Hotel)。9月12日の夜には大聖堂のコンサートがあり、モーツァルトのミサ曲やモテットなどを聞いてきました。

 ケルン大聖堂  



9月12日、ちょっと足を延ばしてアウグストゥスブルク城Schloss Augstusburgに行きました。ケルンから電車で15分程のブリュールBrühlという所にある大司教の館で、世界遺産に登録されています。ヴェルサイユ宮殿などと比べると小規模ですが、とても美しい宮殿でした。ドイツ語のガイド付きで内部見学が出来ました。「Brühl」はとても発音しにくいです。駅のインフォメーションで、Brühlに行きたいので電車の時間を教えて欲しいと言ったのですが、なかなか通じませんでした。カタカナにすると「ブリュール」ですが、これでは通じません。ドイツ語の「r」は日本語のラ行とは全然違い、かなり舌を奥に引っ込めるんですけど、日本人には難しいです。子音「B」と続けるのは更に発音しにくいです。また、「ü」は「ユ」が一番近いですけど微妙に違います。この3つが引っ付いた「Brühl」を正確に発音するのは至難の技です。結局「Schloss Augstusburgに行きたい」と言ったらやっと分かってくれました。

 アウグストゥスブルク城  



9月13日、バーゼルまで電車で帰りました。約3時間半、ライン川下りをした川沿いも通りますが、スピードが速いのであっという間に通り抜けてしまいました。





★★ボルドーBordeaux(フランス)★★

2007年9月8日〜9日
ワインの産地ボルドーで、ワイナリー巡りに行きました!ボルドーまではエールフランスを利用、行きはパリ経由、帰りは直行便でした。エールフランスのオンライン予約はフランス国内と国外が分かれています。バーゼルはスイスですが、バーゼル空港はフランスのミュールーズにあるため、国内線として予約をした方が値段も手頃で、路線も多いということを知りました。ボルドー路線などは国外から検索しても出てきませんでした。ということで今回は国内線で検索しましたが、当然フランス語のみなので、フランス語の分からない私にはちょっと大変でした(翻訳ソフトと仏和辞書片手にフランス語と格闘です)。







ワイナリー巡りは、地元の旅行会社主催のツアー(事前にネットで予約)で行きました。英語とフランス語のガイド付きで、バスでワイナリーを2箇所周りました。試飲もするので、運転はNGだし、ツアーにのるのが一番手っ取り早いです。ツアー客のほとんどは西洋人で、東洋人は他に韓国の人が一組いました。ワインを買って帰りたいところでしたが、飛行機の機内には液体を持ち込めないので、空港のセキュリティ・チェック後に買いました。

 Château Reverdi  
   
 Château Siran  
   
 ツアー・バス  
 
   
 ボルドー市街  






★★コルマールColmar(フランス)★★

2006年2月18日
アルザス地方のコルマールは、バーゼルから車で2時間位。日曜日に行ったので、お店などはほとんど閉まってました。ウンターリンデン美術館を見て帰りました。特別展示でピカソの「ゲルニカ」が展示してありました。



 コルマールの町  
   
 ウンターリンデン美術館